マレーシアにおける河川の清掃に過去3年間、2500万リンギが費やされていることがわかった。
排水・灌漑局(DID)によると、マレーシアの河川では週に1度から月1度の清掃が行われているが、首都圏を流れるスンガイ・クランにおいては上流から流れているゴミが多いことから毎日清掃が行われている。スンガイ・クランにおいては年間7万7,000トンのゴミが捨てられている。連邦政府はスンガイ・クランの清掃に40億リンギを割り当てている。
環境局(DOE)が発表した2012年度版河川水質報告書によると、スンガイ・クランに次いでゴミが多い河川は、ジョホール州のスンガイ・テブラウとスンガイ・スクダイ、ペナン州のスンガイ・ペナンとなっている。
水質が最も悪い河川はジョホール州のスンガイ・アイル・メラ。それにジョホール州のスンガイ・トゥカン・バトゥ、同スンガイ・センクアン、ペナン州のスンガイ・ジェルトンが続いている。
魚や水草などの生命が育たない河川は、ジョホール州のスンガイ・セゲットとスンガイ・アイル・メラ、ペナン州のスンガイ・ジェルトンとスンガイ・ジュル、スンガイ・プライとなっている。