東京都内で死亡ひき逃げ事件を起こした男、山口県内で身柄を確保

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3月中旬に東京都品川区内の都道で発生した死亡ひき逃げ事件について、警視庁は3月31日、茨城県常総市内に在住する52歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。事故後に失踪し、山口県内にいるところを発見されていた。

警視庁・交通捜査課によると、問題の事故は2014年3月10日の午後6時20分ごろ発生している。品川区八潮1丁目付近の都道で、38歳の女性が自転車で道路を横断していたところ、交差点を右折進行してきた大型トラックが衝突。女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因で死亡した。

事故を起こしたトラックは底部に引っかかった自転車を振り落とそうと、数回のUターンを繰り返すなどして逃走。現場で採取した破片や、付近に設置されていた防犯カメラの映像を分析した結果、この事故の直前に江東区内で他車両に当て逃げする事故を起こしていたこともわかった。

容疑車両を運転していたとみられる52歳の男は、会社に「体調が悪いので仕事を代わってください」といった内容の書き置きを残して失踪。警察はこの男が容疑に関与した可能性が高いとみて、その行方を追っていた。

調べを進めた結果、男が山口県下関市内に潜伏している可能性が高いことが判明。捜査員を派遣して捜索を行ったところ、同市内の駐車場に止まっていたクルマで寝泊まりしていた男を発見。31日に自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

聴取に対して男は「怖くなって逃げた」などと供述しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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