マレーシアのアハマド・ザヒド・ハミディ内務相は、クアラルンプール新国際空港(KLIA)に最新の保安検査システムを6月中旬に導入すると明らかにした。
アハマド内務省によると政府は、マレーシア航空(MAS)MH370便が3月8日未明にベトナム南方海上で消息を絶ったことをうけ、入国審査関する標準業務手順(SOP)の見直しを行っている。特にKLIAにおいてセキュリティを強化する。
APSSを導入することで、入国審査の際に犯罪歴やブラックリスト、マレーシアに入国禁止となっているかなどのバックグラウンド・チェックがより迅速に行えるようになる。
またMASと空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)もセキュリティの強化した。機内では機長とパイロットに対してコックピット内に一人きりになることを禁じた。またMAHBも国際線利用者に対して搭乗前に2つの金属探知機と身体検査を通過することを義務づけた。金属探知機を通過する時は、靴やベルト、ジャケットを外さなくてはならない。また携帯電話やノート型コンピューターのスキャンや、ボトルの飲料の機内への持ち込みも禁じた。