メルセデス・ベンツ・インディアは今、昨年達成した2桁成長という勢いを維持するべく攻めの体勢にある。
今年このドイツの高級車メーカーは、コンパクトカーやセダン、SUV車を含めた様々な新モデルを発表する計画だ。
それと同時にメルセデス・ベンツの自動車は国内の小さな都市でも見られるようになっており、こうした地方都市での戦略的な展開は各自動車メーカーによって非常に重要になってきている。
ZIGWHEELの記者がメルセデスの本拠地であるシュトゥットガルトを訪れたところによると、同社はインド向けに6車種以上もの新モデルを用意しており、そのうちSUV車の「GL63 AMG」が来月発表を予定している。
さらには「CLA 45 AMG」がそれに続くと考えられている。
他に注目すべきは、新世代の『Cクラス』の発表で、これにより同社は大きな利益をあげることになる。
この新しいセダンは右ハンドル車の調整のためテスト期間を長く設定しているが、2015年にはインドに登場するだろう。
メルセデスはこのCクラスの魅力を裕福な購買者層に知らしめるため、大々的なショーを開催すると見られている。
さらにインド国内デビューが期待されているのが「A45 AMG」。AクラスやBクラスといったコンパクトカーは同社の売り上げの20%近くを占めているが、Cクラスの発表以降は2013年の売上9000台を超えることを期待している。
しかしメルセデスはここで止まらない。高級コンパクトSUV車の開発もすすめており、AクラスのSUV版である「GLA」、さらに2015年にはアウディ『Q5』やBMW 『X3』対抗の「GLK」クラスを発表すると見られている。