約2kmひきずりの死亡事故、隣県に住む男を逮捕

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今月9日、岩手県東和町内の東北横断自動車道(釜石自動車道)・東和インターチェンジ付近で85歳の男性が死亡したひき逃げ事件について、岩手県警は19日、宮城県気仙沼市内に在住する51歳の男を自動車運転過失致死や道路交通法違反容疑で逮捕した。

岩手県警・高速隊と花巻署によると、問題の事件は2014年3月9日の午後9時ごろ発生している。花巻市東和町安俵付近にある東和ICの下り本線入口のランプウェイで、全身から血を流した高齢男性が倒れているのを通行人が発見。男性は現場で死亡していることが確認され、後の調べで同町内に在住する85歳の男性と判明した。

男性は自宅近くの県道を横断中にはねられ、約2km離れたIC入口までひきずられたことがわかり、警察では男性をはねた車両が現場ICから自動車道に入ったものとみて、通行記録の割り出しと、通行が判明した車両の車当たり捜査を進めてきた。

その結果、宮城県内に在住する51歳の男が容疑に関与したものと判断。現場で採取した破片と、男が使用している乗用車の破損部位が一致したことから、19日未明にひき逃げ容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「何かに乗り上げたような気はする」と供述しているものの、ひき逃げ容疑については否認しているようだ。警察では引き続き事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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