開通めど立たず...首都高速3号線橋脚火災

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出火場所となった首都高速3号線南平台町周辺は、渋谷駅にも近く、ビル群に囲まれている。
  • 出火場所となった首都高速3号線南平台町周辺は、渋谷駅にも近く、ビル群に囲まれている。
  • 塗装工事が行われ、その足場などを焼いて、約1時間後に鎮火した。
  • 高架下に設置された物置きも燃えた。

東京都渋谷区南平台町の高架下から出火した影響で、同3号線池尻出入口~谷町JCT間の通行止めが続いている。解除の見通しは立っていない。

火災は20日14時13分頃に発生。上下線、各幅10メートルの橋脚部分を覆うように組まれた足場約300平方メートルと、高架下にある物置き約20平方メートルを焼いて、15時20分頃までに鎮火した。

当時は橋脚の塗装中で、塗装作業をしていた男性(31)が右手にやけどを負った。

通行止めとなっている区間は、JR渋谷駅の西約600メートル付近。東名高速に接続する幹線で、首都高速の中でも交通量が多く、渋滞も発生している。

現在、警察と消防が出火状況を調べている。この調査が終わり次第、首都高速会社は、通行止め解除に向けた状況確認を行う予定だが、道路橋脚火災では、火災の熱などによる構造物の歪みなどが心配されるため、通行止め解除の見通しは立っていない。

「今晩中に開通というような目処もお答えできない状況」(広報担当)と話す。

《中島みなみ》

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