日本海事協会は、米国籍船に対して初めて船級を付与したと発表した。
今回、船級を付与した船舶は、米国船主Schuyler Line Navigation(SLN)が保有する油タンカー兼ケミカルタンカー「SLNC PAX」。
日本海事協会は2011年12月、米国政府から満載喫水線条約とトン数測度条約に関する代行権限を付与された。また、2012年12月にはSOLAS条約、MARPOL条約、AFS条約、ISM Codeに関する代行権限も付与されている。
これらにより米国籍船に対する国際条約に基づく検査・審査と証書発行を実施することが可能となっている。
日本海事協会は、米国内で1962年にニューヨーク事務所を開設して以降、検査ネットワークを拡充してきた。現在、米国内7カ所の検査拠点で船舶検査を始めとする技術サービスを提供している。
今後、米国を含む世界各地で高い品質の技術サービスを提供していく方針。