中国の電池大手、BYD傘下の自動車メーカー、BYDオートは3月10日、中国遼寧省の大連市から、1200台のEVバスを受注したと発表した。
大連市は2014年内に、BYDのEVバスを600台購入する契約を締結。2015年に、さらに600台を追加導入する。BYDオートは大連市の経済区に、EVバスの工場を開業。この開業記念式典において、EVバスの購入契約が交わされた。
また大連市では、新たに購入するタクシーの50%を、代替燃料車にすることも発表。積極的な環境対応策を打ち出している。
1200台のEVバスは、BYDオートの『eバス』。1回の充電で、最大250kmを走行できる。また、フル充電に要する時間は、およそ5時間。バッテリーを軽量化することで、車両の重量増を抑えた。
EVバスならではのメリットが、静粛性の高さ。BYDオートによると、不快な振動やノイズがなく、乗客に静かで快適な走行をもたらすという。BYDオートは、「間もなく、中国大連市の市街地が、眩しい真珠のように輝くだろう」とコメントしている。