3月12日、第5回 国際自動車通信技術展(ATTT)に合わせて行われたATTTアワード発表会・授賞式において、ホンダが開発したソーシャルマップ「SAFETY MAP」が、優秀賞を受賞した。
SAFETY MAPは、インターナビから収集された急ブレーキ多発地点データ、交通事故情報、地域住民などから投稿される危険スポットの情報を地図上に掲載し、その地域の住民、学校、企業などの安全活動に活用してもらうことを目的としたソーシャルマップ。
今回の審査では、「自社ビジネスのためでなく、ユーザーに目を向けて情報を広く一般に公開していること」と、「ナビメーカーを含めた他社で今まで行われなかった新しい取り組みであること」が高く評価されての受賞となった。
ホンダは、3月12日から14日まで東京ビッグサイトで開催される「第5回国際自動車通信技術展」において、同社独自のテレマティクス技術・サービスを出展し、その中でSAFETY MAPを紹介する。
SAFETY MAPは2013年3月に埼玉県の情報を一般公開し、同年9月からは公開範囲を全国に拡大することで、多くのアクセスと投稿が集まっている。今後は、2014年3月末までに9府県の警察本部から交通事故情報のデータ提供を受け、より豊富な情報がSAFETY MAPに反映される予定となっている。
また、埼玉県ではSAFETY MAPを活用し、2013年12月に県内3地点にて路面標示の追加などの交通安全対策を試行的に行い、来年度も継続して実施する予定。
なおATTTアワードの受賞結果は以下の通り。
●先進安全・環境技術部門:ボルボ 歩行者用エアバッグ
●ビジネスソリューション部門:トヨタ自動車 次世代e-CRB
●UI&UIデザイン部門:該当なし
●ナビゲーション&クラウドサービス部門:スマートバリュー CiEMS Navi
●コンテンツアプリ部門:ゼンリンデータコム/クロスフェーダー 漫画ドライブ
●プロダクト&ハードウェア部門:ビー・エム・ダブリュー BMWコネクテッドドライブ
●防災ソリューション部門:本田技研工業 ホワイトアウト予測情報
●最優秀賞:本田技研工業 SAFETY MAP