トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は3月1日、2月のインド新車販売の結果を明らかにした。
同社の発表によると、2月の総販売台数は1万1284台(輸出を含む)。前年同月比は19.3%減と、3か月連続で前年実績を割り込む。
1万1284台の内訳は、インド国内販売分が1万0100台で、前年同月比は20.8%のマイナス。TKMは2012年4月から、現地生産車の『エティオス』シリーズの海外向け輸出を開始。2月はこのエティオスを、1184台輸出している。
TKMは、車種別の販売データを公表していない。インド国内の燃料価格の上昇や、金利高の影響を受けて、新車販売の低迷が続く。
「政府による物品税のカットは、新車販売の回復に向けて歓迎できるステップ」と述べるのは、TKMのN・ラジャ営業&マーケティング担当上級副社長。その一方で「高い金利、ルピー価値の下落、不安定な燃料価格などの要素が、インド新車市場に今なお悪影響を与えている」とコメントした。