国家水道事業委員会(SPAN)は2月28日、首都圏に水道を供給しているダムの水位が下がっていることから、給水制限計画の第2弾を発表した。
実施期間は3月2日から3月31日までで、ゴンバック、クアラルンプール(KL)、ペタリンジャヤ、クラン、シャアラム、クアラセランゴール、フルセランゴールの6地区で、43万1,617世帯の住民220万人に影響が出るとみられる。
25日発表された第1弾と同様で、それぞれの地区で「ゾーン1」と「ゾーン2」に分けて実施する。給水時間は午後4時から翌々日の午前9時までの41時間。断水時間は給水時間終了後の午前9時から翌々日の午後4時までの55時間というサイクルとなる。
SPANによると、スンガイ・セランゴール・ダムとクラン・ゲート・ダムの水位がそれぞれ、満水時に比べて47.57%、53.54%に下がっている。5カ所の浄水場に原水を供給しているスンガイ・セランゴール・ダムは供給量を段階的に1日当たり2億リットル、クラン・ゲート・ダムは同3千万リットル減らす。
首都圏で上水事業を手掛けるシャリカ・ベカラン・アイル・セランゴール(Syabas)は2月25日、セランゴール州フルランガット、クアラランガット、セパンの3地区で2月27日から3月31日まで33日間にわたって給水制限を敷くと発表していた。