サイム・ダービー・プロパティーズとマラヤ大学建築環境学部が行った調査によると、首都圏において住宅を購入するには平均で1万4580リンギ(約45万円)の世帯収入が必要だという。
調査は▽モントキアラ▽アラ・ダマンサラ▽スバン・ジャヤ▽USJ▽プトラ・ハイツ▽アラ・ダマンサラ--など12の地域に居住する1529人を対象に行った。うち1,183人が住宅を所有していると回答。回答者の68%がブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)、30%が華人、2%がインド系だった。
調査によると、調査を行ったエリアで必要な世帯収入が最も多いのはクアラルンプール(KL)のモントキアラ及びドゥタ・ハルタマスで2万160リンギだった。次いでセランゴール州シャアラムのブキ・ジェルトンで1万7310リンギだった。それに▽スバンジャヤ(1万5660リンギ)▽アラ・ダマンサラ(1万5660リンギ)▽デナイ・アラム(1万5160リンギ)▽USJ(1万3320リンギ)▽カジャン(1万2300リンギ)--が続いた。
また調査では家計の支出比率も明らかになり、平均で14%を不動産ローンに充てているとわかった。16%を交通費、15%を食費、12%を貯蓄、7%を教育費、2%を光熱費に充てていることが明らかになった。