【2014年3月ダイヤ改正】東急、目黒線などで列車の増発を実施

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東急東横線を走る東京メトロ副都心線の10000系。3月15日改正で平日早朝の副都心線直通列車が増える。
  • 東急東横線を走る東京メトロ副都心線の10000系。3月15日改正で平日早朝の副都心線直通列車が増える。
  • 目黒線では朝と夜間を中心に列車の増発を行う。
  • 池上線では運転区間の延長と増発を行う。
  • 埼玉高速鉄道線の浦和美園駅を発車する列車。こちらも列車の増発と終列車の繰下げを行う。

東京急行電鉄(東急)は2月12日、東横線・目黒線・池上線・東急多摩川線で実施する3月15日ダイヤ改正の概要を発表した。列車の増発などにより混雑緩和と利便性の向上を目指す。

東横線では平日早朝の東京メトロ副都心線直通列車を増やし、武蔵小杉発6時26・42分発の上り各駅停車渋谷行き2本を新宿三丁目駅まで延長する。また、平日日中の横浜12時34分発の和光市行き急行と渋谷14時45分発の元町・中華街行き急行、横浜15時34分発の渋谷行き急行は8両編成から10両編成に変更し、着席機会を増やす。

目黒線は朝と夜間に列車を増発する。平日朝に増発する列車は、上りが日吉7時00分発の西高島平行き急行と日吉7時17分発の浦和美園行き急行、武蔵小杉7時41分発の浦和美園行き急行、奥沢5時52分発の西高島平行き各駅停車。下りは目黒7時16・28・35分発の日吉行き急行3本と目黒6時51分発の日吉行き各駅停車を増発する。

平日夜間は日吉発21時台の上り各駅停車1本と目黒発21・23時台の下り各駅停車2本を増発。土曜・休日は奥沢発5時台の上り各駅停車1本と目黒発7時台の下り各駅停車1本、目黒発21時23分・21時55分・22時17分の日吉行き急行3本、目黒発22時台の下り各駅停車1本を増発する。また、目黒0時30分発の武蔵小杉行き最終列車の運転区間を日吉駅まで延長する。

これにより目黒線では急行の運転時間帯が拡大する。現在の運行時間帯は平日が目黒発7時48分~22時23分、日吉発7時30分~22時00分、土曜・休日は目黒発7時35分~20時55分となっているが、ダイヤ改正後は平日の目黒発が32分拡大して7時16分~22時23分、平日の日吉発が30分拡大して7時00分~22時00分に。土曜・休日の目黒発も1時間22分拡大して7時35分~22時17分になる。

池上線では、2013年夏に実施した夏季臨時ダイヤが好評だったことを踏まえ、行き先の延長と列車の増発を実施。平日は17~19時台の五反田発雪が谷大塚行き9本を全て蒲田駅まで延長するほか、20~23時台の五反田発列車を4本増発する。このほか、池上線の土曜・休日と東急多摩川線でも一部列車の発着時刻を変更する。

東京メトロ南北線を介して目黒線と相互直通運転を行っている埼玉高速鉄道線でも3月15日にダイヤ改正を実施。平日の朝と夜を中心に列車が増える。平日6時台の浦和美園発は現在7本だが、日吉行き1本を増発して8本にする。0時台には新たに0時06分発の駒込行きを設定し、終列車の時刻を約10分繰り下げる。現在の23時55分発駒込行き終列車は運転区間を拡大し、23時54分発の市谷行きにする。

赤羽岩淵発0時台の浦和美園方面行きも終列車の繰下げを行い、赤羽岩淵0時15分発の浦和美園行きを0時19分発に変更。さらに赤羽岩淵駅を0時30分に発車する日吉発鳩ヶ谷行きを増発する。

《草町義和》

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