三菱電機、ドライバーの行動を推定する 簡単操作インターフェースを開発

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簡単操作インターフェースを搭載した運転席型プロトタイプ
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三菱電機は2月10日、ドライバーが実行したい操作を推定する「先回りエージェント」と、1回の音声入力で操作ができる「タッチ&ボイスHMI(ヒューマンマシンインターフェース)」を開発したと発表した。

これらの「簡単操作インターフェース」により、2回以内、15秒以内で実行したい操作ができるという。

先回りエージェントは、操作履歴や運転履歴などを基に、行き先検索や電話などドライバーが行いたい操作を推定して上位3つの候補を表示。3択ボタンで選ぶだけで操作できる。また、上位3つに行いたい操作が表示されていない場合でも、ハンドルの4つの機能ボタンから目的のボタンを選べば、表示されていない推定候補3つが繰り上がって表示される。

タッチ&ボイスHMIでは、先回りエージェントで候補がない場合、実行したい機能ボタンを長押しし、音声ガイダンスに従って実行したい操作内容を1回音声入力するだけで操作を完了。カーナビ・クラウド連携音声認識技術により、カーナビ内蔵のデータとクラウドの最新全国施設1000万件のデータの両方から高精度に音声検索結果を絞り込む。

なお表示デバイスには、17.2型の高輝度HUD(ヘッドアップディスプレイ)を採用し、遠方に画像があるように表示。少ない視線移動で前方の道路と画像を交互に見ることができ、運転中の安全性も高めている。

三菱電機では、今回開発した自動車向け「簡単操作インターフェース」について、2018年度以降の事業化を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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