日本ピストンリングが発表した2013年4-12月期(第3四半期)の連結決算は、経常利益が前年同期比8.5%減の16億7300万円と減益となった。
売上高は同5.6%増の379億9800万円と増収だった。自動車関連製品事業は、国内外の自動車生産が増加基調にあり、主力製品であるピストンリングやバルブシートなどの受注が増加した。舶用・その他の製品事業は、円安の影響で受注状況は回復傾向にあり、増収となった。
営業利益は自動車関連製品事業で海外拠点において税金還付請求訴訟に関する費用を計上したため、同18.2%減の16億5400万円と減益となった。当期純利益は前年同期に受取補償金など特別利益を計上したこともあって同39.9%減の10億4300万円と大幅減益だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。