WRC-2クラスで競技を行うサウジアラビア人ドライバーのヤジード・アル‐ライヒは、ラリースウェーデンの第2レグでリードをさらに広げ、ほぼ1分30秒の余裕を持って土曜日の最終レグに挑むこととなった。
第8ステージで傷ついたロバート・クビサの車を避ける為にスローダウンした以外、この『フォード・フィエスタRRC』のドライバーは、ライバル達が解凍されたコンディションの中、多くの問題を抱えていたにも関わらず、トラブルの無い走りを行った。
「それは別の良い日だったが、困難でもあったね。奇妙な天候やタイヤの消耗など多くの戦いがあったが、僕達は良いプッシュをして良いスピリットにあり、僕達はそれを楽しんでいたよ」とアル‐ライヒは語った。
『フォード・フィエスタR5』を運転するヤリ・ケトマーはアル‐ライヒの最も近いライバルであり、第8ステージにおいて素晴らしい走りを展開して14秒差にまで迫ったが、このフィンランド人ドライバーの挑戦は道路のグラベルが露出して彼のDMACKタイヤの寿命を短くした為、消え去ることとなった。
スウェーデンのフレドリック・アーリンは午前中3番手を確保し続けたが、午後にエストニア人ドライバーのカール・クルーダに追いつかれ、第13ステージで表彰台のポジションを失ってしまった。