4日午後11時15分ごろ、福岡県福岡市中央区内の県道で、信号待ちをしていたRVが突然暴走。前方で停車していた車列に突っ込むなど、車両11台が関係する多重衝突に発展した。暴走したRVの運転者は脱法ハーブを吸引していたものとみられる。
福岡県警・中央署によると、現場は福岡市中央区天神1丁目付近で片側5車線の直線区間。RVは信号待ちのために停車していたが、隣車線に赤色灯を点灯させた捜査車両が停車したところ、突然加速。前方で停車していた車両に衝突した。
捜査車両に乗車していた警官が徒歩で接近したところ、RVは信号待ちをしていた車両の間を突き進むように暴走を続け、信号無視をして交差点に進入。交差点を挟んだ反対側の歩道に乗り上げて歩行者1人をはね、前方の電柱に衝突したことでようやく停止している。結果として車両11台が関係する多重衝突に発展。クルマに乗っていた14人と、歩行者1人が重軽傷を負っている。
RVには男性2人が乗っていたが、2人は事故前に脱法ハーブを吸引していた可能性が高いという。警察では押収した所持品を分析し、見つかった植物片の分析を進めるなど、事故発生の経緯を詳しく調べている。