マレーシア カジャン補選は3月23日に投開票と決定...アンワル氏の対抗馬擁立は困難か

1月27日に議員が辞職したセランゴール州議会カジャン選挙区について、選挙委員会(EC)は5日、公示を3月11日、投開票日を3月23日とする補欠選挙の日程を発表した。

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1月27日に議員が辞職したセランゴール州議会カジャン選挙区について、選挙委員会(EC)は5日、公示を3月11日、投開票日を3月23日とする補欠選挙の日程を発表した。

1月26日時点での同選挙区の有権者数は3万9,278人。2013年5月に行われた総選挙後の補選はこれで3度目となる。

辞職したのは人民正義党(PKR)所属のリー・チンチェ議員で、カリド・イブラヒム州首相を含む同州PKR党内トップ対立を解消するためとされる。リー氏の後がまとしてPKR顧問であり野党連合・人民同盟(PR)を率いるアンワル・イブラヒム元副首相がすでに補選出馬を決めている。アンワル氏は明言を避けているが、当選後にカリド州首相の後任として州首相に就任するとの見方が強まっている。

対する与党連合・国民戦線(BN)は候補者をまだ発表していないが、先の総選挙で候補者を出したマレーシア華人協会(MCA)から擁立するとみられている。
昨年5月の総選挙では、リー氏が与党連合・国民戦線(BN)候補者を7千票近くの差をつけて圧勝していた。

伊藤 祐介

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