三菱電機が発表した2013年4-12月期(第3四半期)連結決算は、税引前四半期純利益が前年同期比505.1%増の1557億円と大幅増益だった。
売上高は、重電システム部門、産業メカトロニクス部門、電子デバイス部門、家庭電器部門の増収などで同8.8%増の2兆7272億円と増収となった。
営業利益は産業メカトロニクス部門、電子デバイス部門、家庭電器部門の増益によって同26.4%増の1431億円と大幅増益となった。
産業メカトロニクス部門では、FAシステム事業は、スマートフォン関連、半導体関連の設備投資の増加などに加え、円安の影響もあって、受注・売上ともプラスとなった。自動車機器事業は、北米の新車販売市場が好調なことに加え、円安の影響もあって、受注・売上とも前年同期を上回った。
重電システム部門では、社会インフラ事業は、国内の公共事業、海外の交通事業の増加により、受注・売上ともプラスとなった。
当期純利益が同93.1%増の948億円とほぼ倍増した。
通期業績見通しは売上高が同10.7%増の3兆9500億円、営業利益が同44.6%増の2200億円、税引前当期純利益が同237.7%増の2200億円、最終利益が同101.4%増の1400億円となる見通し。