佐世保重工業は、市場での需要が回復しているため、新造船を増産すると発表した。
海運マーケットの環境変化に伴って、長期間低迷が続いていた新造船の受注環境が回復傾向にある。為替相場が急速に円安水準となったことなどを総合的に勘案し、新造船の引き渡し隻数を2015年度から現行の年間6隻から8隻へ増産することを決めた。
また、同社では昨年公表した中期経営計画に基づき、固定費削減による収益力強化などに取り組んでおり、目標として掲げた施策は着実に実行している。これらの取り組みによって、外部環境の変化に対する耐久性を向上するのに加え、増産による固定費回収の推進によって、売上高、営業利益の改善を図るとしている。