JAXA、過大請求に対する再発防止策「評価できる」…外部委員会

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、外部の調査期間である「過大請求問題再発防止策に関する外部委員会」が報告書をまとめたと発表した。

同委員会は、三菱電機が過大請求していた事案のを受けて再発防止策の実効性と初期段階の実施について意見を求めることを目的に、昨年2月1日付けで設置した。

同委員会がまとめた報告書によると再発防止策として定めた契約書、内部規則の改定、制度調査・原価監査の改善、三菱電機正常化確認、プロジェクトコスト管理の充実、契約制度の見直しについては、現時点で取り得る再発防止策として評価できるとしている。

再発防止策の初期段階での実施については「機構が策定した実施計画は対策の内容がより具体化、体系化され、改革の方向性がよく見えるものとなっており、実際にも実施計画に沿って、再発防止策が実施されていると認められる」と評価。

また、再発防止策の中で、中長期的な課題として「自らの調達制度について企業の意見を聞くとともに、外部の制度を参照しながら、抜本的見直しを行うこととしている点については評価できる」としている。

その上で「経営層の指導のもと、実現に向けて持続的な取り組みが行われることを期待する」としている。

《レスポンス編集部》

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