スバル(富士重工)の米国法人、スバルオブアメリカは1月23日、2015年モデルのスバル車に、次世代「アイサイト」を設定すると発表した。
次世代アイサイトの特徴は、ドライバーアシストシステムの基本となる新型カラーカメラをはじめ、ブラインドスポットディテクション、レーンチェンジアシスト、リアクロストラフィックアラートの採用など。従来のシステムに対して、確実な進化を果たす。
まず、新開発のカラーステレオカメラだが、従来よりもおよそ40%遠くワイドな範囲を、検知できるようになった。2個のカラーカメラは、スバルが開発したもの。スバルによると、従来よりもスムーズに機能し、反応時間も短縮。15%の小型化も図っているという。
また、前走車のブレーキライトの検知システムは、従来は速度差が30km/hまでしか対応していなかった。2015年モデル用では、これを48km/hまでに引き上げた。
スバルオブアメリカは、「アイサイト装着車の顧客の9割が、その技術を推奨できると評価し、半数以上は、実際に事故を避けるのに役立ったと回答」と説明。この次世代アイサイトは、米国で2014年1月から順次導入される2015年モデルに設定される。