阪神高速道路は1月24日、大規模更新・修繕計画の概要を発表。老朽化などに伴う、大規模更新・修繕にかかる費用は概算で約3700億円かかると算出した。
阪神高速は、総延長249kmのうち、約3割にあたる83kmの構造物が40年を経過。約5kmについては、重大な損傷が生じている橋を耐久性の高い構造の橋に架け替えるなど、大規模な更新が必要だとし、約1500億円の費用がかかるとした。
また約57kmについては、通常の補修工事では構造物の健全性を高めることができず、大規模な補修が必要だとし、約2200億円の事業費を見込んだ。
更新計画に必要な財源については、安定的に確保する制度等の確立が不可欠だとし、今後、事業実施に向けて検討が速やかに進められるよう国等と連携を図る。