韓国のヒュンダイモーター(現代自動車、以下ヒュンダイ)は、2013年の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は472万1156台。前年比は7.3%増だった。
海外では2013年、408万0291台を販売。前年比は9.3%増と、2012年の10.9%増に対して、伸び率が鈍った。その内訳は、海外生産分が16.5%増の291万2133台と、引き続き好調。輸出分は116万8158台にとどまり、前年比は5.4%減とマイナスに転じた。これは2013年に、韓国の工場で起きたストライキの影響。
海外では、米国での新車販売が好調。2013年は過去最高の72万0783台を売り上げ、前年比は2.5%増だった。小型車の『エラントラ』が、5ドアハッチバックの『エラントラGT』と2ドアクーペを含めて、新記録となる24万7912台を販売し、前年比は22.7%の大幅増。主力SUVの『サンタフェ』も、25.1%増の8万8844台と、大きく伸びた。
一方、地元韓国の新車販売は減少。2013年のヒュンダイの韓国新車販売は64万0865台で、前年比は4%と引き続き減少。バスやトラックを含む商用車が、0.4%減の16万1430台。乗用車も12.4%減の34万4901台と、2桁の落ち込み。
しかしSUVは、前年比20.1%増の13万4534台と、2年連続で大きく増加。これは、新型サンタフェの販売好調による部分が大きい。
なお、2013年12月単月のヒュンダイの世界新車販売台数は39万7536台。前年同月比は1.6%増と、2か月ぶりに前年実績を上回っている。