ボッシュは、新しいモーターサイクル用スタビリティコントロール(MSC)がドイツの大手自動車連盟(ADAC)から「イノベーションと環境」部門の2014年イエローエンジェル賞が授与されたと発表した。
ボッシュのモーターサイクル用安全技術がイエローエンジェル賞を獲得するのは今回が2回目。2010年に新型のABS「Generation 9」がADACからイエローエンジェル賞を授与されている。
MSCは、コーナーで急ブレーキをかける際にライダーを支援するシステム。ライダーが急に減速/加速を行った場合にも、より安全に運転できるよう、MSCはブレーキ圧や、加速をモーターサイクルで許容できるレベルまで低減する。物理法則の許す範囲で、モーターサイクルが大きく傾いている場合でも機能するシステムは初めて。
システムは、2013年末にKTMの「1190アドベンチャー」と「1190アドベンチャーR」に初めて搭載された。今回、ADACが安全性の著しい向上につながる性能として高く評価し、イエローエンジェル賞を贈呈した。