【新聞ウォッチ】高速料金の消費増税分上乗せ、10円刻みで四捨五入

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年1月20日付

●名護市長移設反対派再選、稲嶺氏辺野古推進派を破る(読売・1面)

●七転八起、沢田秀雄。エイチ・アイ・エス会長、格安旅行留学で着想(読売・7面)

●消費税10%、年内判断、首相明言(朝日・1面)

●ニュースがわからん、大企業が集まる経団連会長が交代するの?(朝日・2面)

●6原発10基合格へ、新基準の適合性審査(産経・1面)

●高速料金10円刻みに4月から、1円単位で四捨五入(産経・31面)

●レガシィ全面改良、富士重工今年後半にも米で販売(日経・11面)

ひとくちコメント

4月1日からの消費増税に合わせて、高速道路の通行料金を現在の50円刻みから10円刻みに変更するという。国土交通省が方針を固めたもので、1月19日の読売が1面で大きく報じたのに次いで、きょうの日経なども取り上げている。

それによると、原則として、増税分を料金に上乗せし、1円単位の端数は原則として四捨五入で計算して料金に上乗せする。現在の高速料金は消費税分の転嫁の際に24円以下は切り捨て、25円以上は50円に切り上げる計算をして、50円刻みとしているが、料金を10円刻みにして増税分を転嫁する方針。

日経によると、例えば首都高速道路の銀座―渋谷間なら、現在は自動料金収受システム(ETC)搭載車の通行料金が600円。増税分を転嫁すると617円になるが、四捨五入で620円になる見通しだとしている。

いずれにせよ、高速道路は老朽化した高架橋やトンネルなど改修工事が待ったなし。消費増税導入の決定に関係なく、高速道路料金は受益者負担の原則で4月から平日昼の3割引き廃止など、割引制度が大幅に削減されることが決まっている。消費増税分の転嫁と合わせ、利用者の負担は一段と増すことになる。これで高速道と並行する一般道の渋滞も増すことになりそうだ。

《福田俊之》

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