JR東日本、八戸線「TOHOKU EMOTION」4~9月は50日間運行

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八戸線の『TOHOKU EMOTION』。キハ110系3両を改造した。
  • 八戸線の『TOHOKU EMOTION』。キハ110系3両を改造した。
  • 3号車のオープンダイニング。20席が設けられている。

JR東日本は1月16日、八戸線で運行しているレストラン列車『TOHOKU EMOTION(東北エモーション)』の4月から9月までの運転日を発表した。1月30日14時から『TOHOKU EMOTION』を組み込んだ旅行商品の発売を開始する。

『TOHOKU EMOTION』は、10月19日から八戸線の八戸(青森県八戸市)~久慈(岩手県久慈市)間で運行を開始した、「乗ること自体が目的となる」レストラン列車。キハ110系一般形気動車を改造した3両編成で、コンパートメント個室席の1号車、ライブキッチンスペースの2号車、オープンダイニングスペースの3号車で構成されている。車内では沿線の食材を使った料理が提供されている。

4月以降の運転日は、4月5日から9月28日までの土曜・休日を中心とした計50日間。旅行商品向けの団体臨時列車として運転されるため、乗車に際してはJR東日本各駅のびゅうプラザや主な旅行会社で『TOHOKU EMOTION』を組み込んだ旅行商品を購入する必要がある。JR東日本の旅行サイト「えきねっと」でも申し込みを受け付ける。

3号車のオープンダイニング車両を利用する場合、旅行代金(大人)は八戸発久慈着のランチコース付きが7200円、久慈発八戸着のデザートブッフェ付きが4100円、八戸~久慈間の往復利用が1万800円となる。1号車のコンパートメント車両を利用する場合は片道1室につき3000円の追加代金が必要。

4~9月の運行では、岩手県奥州市のレストラン「ロレオール」のオーナーシェフである伊藤勝康さんがメニューを監修する。JR東日本は「シェフの感性と地元・地域の食材の融合が生み出す、新しい東北の『食』」に期待してほしいとしている。

《草町義和》

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