ようやく買収手続きが完了
海外情報ウェブサイトJeune Afrique、Agence Ecofin他多数のメディアはカメルーンを本拠地とするアフリランド・ファースト・バンクの他行買収について報じている。
アフリランド・ファースト・バンクが買収したのはナイジェリアを本拠地とするアクセス・バンクのコートジボワール法人である。数ヶ月前から買収の動きはあり、2013年第1四半期中に手続きを済ませていた。今回ようやくコートジボワール当局ならびに西アフリカ諸国中央銀行の承認を得てすべての手続きが完了。今後アクセス・バンクコートジボワール法人は名を変えアフリランド・ファースト・バンク・コートジボワールとなる。
勢いを増すアフリランド
アフリランド・グループは法的にはベースをスイスに置いてはいるもののカメルーンで誕生した銀行である。アフリカ内では赤道ギニア、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、サントメ・プリンシペ、リベリア、ザンビア、南スーダン、ギニアに拠点を構えている。今回の買収によって西アフリカ諸国経済共同体圏内へ初めて参入することとなった。
アクセス・バンクはナイジェリアを本拠地とする銀行であり、アフリカ内ではブルンジ、コンゴ民主共和国、ガンビア、ガーナ、ルワンダ、シエラレオネ、ザンビアに拠点を構えている。しかし当行は業績不振が続いており、2010年と2011年には連続で損失を出していた。