農業と林業に関しての閣僚会議
今年9月、農業と林業に関してのASEAN第36回閣僚会議が首都、ネピドーで開催されることになった。閣僚会議のほかに、農業、林業に関連する会議も行われる予定である。
この会議のねらいは、農産国であるミャンマーの、農産物、または、加工物を世界の市場に広く知らせ、多くの買い手を獲得するためである。
今回の閣僚会議は、前回のマレーシアに引き続き、ミャンマーが企画、準備、開催を取り仕切ることになった。
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国民の70パーセントが農業に従事
ミャンマーにおける農業就業人口は、国民の70パーセント以上を占めており、1948年のイギリスからの独立以来、ミャンマーの経済の中枢を支えている。
ミャンマーの農業気候条件は、赤道上の気候から、冷涼な温帯気候にわたっていることから、モンスーンアジアに普通にみられる食用・工芸作物のほかに、赤道地帯の熱帯作物(ゴム、ココア、アブラヤシ、ココヤシ)や温帯果樹(リンゴ、ナシ)など、多様な作物の栽培に適している。