帝国データバンクが発表した2013年12月の企業倒産件数は前年同月比11.9%減の726件、2006年9月(667件)以来の低水準で、2013年最少を記録した。
運輸・通信業、建設業が前年同月比20%超の大幅減少となるなど、7業種中6業種で前年同月を下回った。
負債総額は、1757億9500万円(前月1335億1700万円、前年同月1999億2500万円)で、前月比は31.7%の増加となったものの、前年同月比は12.1%の減少となり、3か月連続で前年同月を下回った。
業種別では、運輸・通信業(31件、前年同月比27.9%減)、建設業(147件、同22.6%減)の2業種は前年同月比20%超の大幅減少となったほか、小売業(134件、同13.0%減)も2ケタの大幅減少となった。一方、サービス業(133件、同1.5%増)は唯一前年同月を上回った。
主因別の内訳を見ると、「不況型倒産」の合計は601件。構成比は82.8%で、前年同月を1.5ポイント下回った。