インターネット接続業者(ISP)のマイリパブリックは毎秒1ギガビット(ギガは10億)のプランを月49.99Sドル(約4,090円)の価格で提供開始した。シンガポール最安値で、アジアでも安い部類に属する。
これまでの最安値はシングテルの500メガビット(メガは100万)プランで、月69.95Sドル(約5,800円)。
域内で最も低料金なのは韓国のCJハロー・ビジョンで、メガビット当たり2.5セント。次いで日本(ソネット・エンターテイメント)の3セント、香港の業者の3.5セント。
マイリパブリックは同5セント、シングテルは13.9セント。マイリパブリックに対抗しほかのISPも値下げに踏み切っている。
ビュークエストは1ギガプランを月499.95Sドル(約4万900円)から149.9Sドル(約1万2,260円)に値下げした。通信会社では、スターハブの1ギガプランが月395.9Sドル(約3万2,400円)、モバイルワン(M1)が399Sドル(約3万2,630円)。シングテルは1ギガプランを提供していない。
今後さらに価格競争が起こる可能性があり、ISPは月60~80Sドル(約4,900円~6,500円)で提供している500メガビットプランを、1ギガに引き上げるとアナリストは予想している。
1ギガプランの場合、実際のダウンロード速度は500~900メガビットで、4ギガバイトの映画を海外のサーバーから数分でダウンロードできる。