1月9日に行われた「ダカール・ラリー2014」第5ステージ、ホアン・バレダ選手(チームHRC)は、トップから44分20秒差の13位。総合では、マルク・コマ選手(KTM)に続く2位となった。
この日、2つ予定されていたうちの前半のステージは、ルートを切り開いてナビゲーションする砂丘を中心に行われた。前半のステージを終えたライダーたちは、111kmに及ぶニュートラルゾーン(非計測区間)を移動し、ステージ後半部分へと到着したが、その後半部分は安全上の理由でキャンセルされた。
6番手スタートのバレダ選手は、昨日のロスをばん回すべく快調に飛ばし、先にスタートしたライバルたちをパスしていった。しかし、ミスコースを犯したため、かせいだ時間を再び吐き出し、13位に終わった。
エルダー・ロドリゲス選手(チームHRC)は、このステージを3位と健闘。また、ハビエル・ピゾリト選手(チームHRC)は慎重に走り、ステージを45位でフィニッシュした。
しかし、パウロ・ゴンサルヴェス選手(チームHRC)は、ルート上にあった丈の低い木の枝などがエンジンとエキゾーストパイプ回りに挟まり、それが熱せられて発火。地面の砂を掛けて懸命に消火を試みたが、第5ステージでリタイアとなった。