エアバスは1月2日、同社の3機目の『A350 XWB』テスト機である「MSN2」がフランスのトゥールーズに所在する塗装工場からロールアウトし、2014年の第4四半期のサービス開始に向けて一歩前進したことを明らかにした。
本機は、カーボン素材と共に完全な乗客キャビンのインテリアが装備された、2機のA350飛行テスト機の中の最初の1機である。
MSN2は来るべき数週間内にA350 XWB飛行テスト用航空機群に合流し、今年の終盤に早期長距離飛行(ELF)を実施する際に乗客を輸送する最初のA350となる。
エアバスの航空機の合成素材は1982年2月に最初にロールアウトされた『A310』を始めとして、段階的な紹介をすることとなった。合成素材における30年を超える経験に基づき、エアバスの最初のカーボンファイバー胴体部を含め、A350 XWBの機体の53%はカーボンファイバーによって補強されたポリマー(CFRP)によって作られている。