資源大手の豪ライナス・コープはパハン州ゲベンの世界最大級のレアアース(希土類)製錬施設「ライナス・アドバンスト・マテリアルズ・プラント」(LAMP)の第2期拡張プロジェクトを完了した。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
今後は市場の状況に応じて稼動レベルを調整する方針だ。第2期ではLAMPにおけるレアアース酸化物の生産能力をこれまでの1万1000トンから3万3000トンに増加させた。
MIDFリサーチのズルキフリ・ハムザ氏によると、第2期の生産設備は製品価格など市場の状況から判断して稼動が開始される。
中国はレアアースの主な生産国で、世界全体の供給量の90%を生産している。生産量の半分は国内での消費に充てている。レアアースの需要は2012年から2018年の間に5.8%の増加が見込まれている。