ボッシュは、モナコ公国がデジタル・コネクティビティにボッシュの最新技術を採用したと発表した。
モナコ公国とボッシュ・グループは、「コネクティッド・シティ」コンセプトの実現に向けて協力することで2012年7月に覚書に署名しており、今回の技術提供はこれに沿ったもの。ボッシュは、モノとサービスのインターネットの進展を推進し、インテリジェントなセンサーの開発・利用の面で、積極的な役割を果たす。
プロジェクトは、モビリティに焦点を当て、バス、駐車場管理、古紙/ごみ収集や道路網に関する情報など、都市のインフラと公共サービスをバーチャルでつなぎ、地域の居住者にリアルタイム情報を提供するのが目的。これによって市民と観光客のために地方自治体が直接関与できるほか、さまざまなサービスプロバイダー間のコミュニケーションの向上を図る。
モナコ公国とボッシュは今後、プロジェクトと並行して、持続可能性に大きく寄与する高効率な省エネソリューションについても協力を模索する。
ロバート・ボッシュのフォルクマル・デナー会長は「ボッシュの技術とソリューションはモナコを先端の『コネクティッド・シティ』へと変貌させ、モナコはモノとサービスのインターネットの技術的な可能性を最大限に引き出すパイオニア的存在となる」としている。