マレーシア汚職摘発委員会(MACC)は今年、警察などの取締官に賄賂を渡したとして逮捕された157人のうち39%に当たる61人が外国人だったことを明らかにした。その中には日本人1人が含まれていた。
外国人で最も多くを占めたのはインドネシア人で、それに▽シンガポール人(11人)▽ミャンマー人(8人)▽バングラデシュ人(7人)▽ベトナム人(4人)▽パキスタン(3人)▽インド人(2人)▽日本人(1人)--が続いた。警察や出入管理局、道路交通局(RTD)、公共陸運委員会(SPAD)などに贈賄した。賄賂の金額は5リンギから70万リンギ。有罪となった場合は、20年以下の禁固刑及び10万リンギの罰金、贈賄額の5倍の罰金が科される。
汚職に関与したとして逮捕されたのは今年はこれまで481人に上っている。157人がすでに有罪判決を下された。32%が公務員で68%が一般市民だった。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、12月20日)