高速バスを運営するWILLER EXPRESS JAPANは12月18日、東京・新宿で「WILLER EXPRESS 2014安全運行プラン発表会」を実施。会場には、新型車両「リラックス《NEW》」の展示・公開も行なわれた。
同社は、“看板車両”ともいえる、カノピー(フード)付き座席車「リラックス」をモデルチェンジ。2012年7月施行の道路運送車両法の保安基準(新保安基準)をクリアした新型車両「リラックス《NEW》」を、まず10台新製。2013年12月20日から関東~新潟・仙台に、同年3月1日から関東~名古屋・関西に投入させる。
新型車両は、シート衝突時の衝撃軽減を目指し、シート裏に角R5mm以上の丸みを帯びた形状のアクセサリー類が付けられ、随所に緩衝材が追加された。
こうした車両の改善により、国際基準である「R14(シートベルトとシートの取り付け強度の基準)」、「R16(シートベルト単体の基準)」、「R80(大型車シートの衝撃吸収と強度及び車両床面との取り付け強度の基準)」の3基準もクリア。
同社代表取締役の村瀬茂高氏は「さらなる安全性向上を目指し、2014年は『安全の見える化』と『乗務員サポート体制』を構築。まず、既存の『リラックス』シリーズ車両を、この新型車の導入によって順次置き換える」と話していた。