マレーシア投資開発庁(MIDA)は12日、今年年初9カ月(1-9月)の投資実績を発表した。
案件(申請ベース)は3,908件、金額にして1,369億リンギに達し、前年同期の1,085億リンギを26%も上回った。12万6,912人分の雇用が創出された。
サービス・セクター向け投資が834億リンギとなり、全体の60.9%を占めた。製造セクター向け投資は351億リンギ(25.6%)で、一次産業セクター向けが184億リンギ(13.5%)だった。
国内投資が941億リンギとなり、全体の68.7%を占めた。外国直接投資(FDI)は428億リンギ(31.3%)で、製造業向けが209億リンギを占めた。
FDI投資元は米国が57億リンギでトップとなり、シンガポールが37億リンギで2番目に多かった。シンガポールからの投資のうち19億リンギがジョホール州への投資が占めた。3位は韓国(27億リンギ)で日本は24億リンギで4位だった。
ノハルディン・ノルディン最高責任者(CEO)は、トップ投資元の米国経済が回復していることなどから年内はこの投資の勢いが続くと予想。通年で1,678億リンギだった昨年を上回るとの見通しを示した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、ザ・サン、12月13日、ベルナマ通信、12月12日)