【BMW 5シリーズ 改良新型】新型パワートレイン採用と内外装リニューアル、革新的ドライバー支援システムが全車標準で商品力強化

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2009年のデビュー以来、全世界で100万台以上が販売されている現行の6代目『BMW 5シリーズ』に今秋、大がかりなマイナーチェンジが実施された。

今や一口に5シリーズと言っても、『BMW 5シリーズ セダン』(F10型)、『BMW 5シリーズ ツーリング』(F11型)、そして新コンセプトの『BMW 5シリーズ グランツーリスモ』(F07型)と、3つのモデルが存在する。そして今回のマイナーチェンジは、実に多岐にわたるもの。内外装デザインの随所に手が入ったほか、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」や、車載の通信モジュールを使った「BMW SOSコール」と「BMWテレサービス」が全車標準搭載になるなど、革新的ドライバー支援システムを中心に装備レベルが大きく引き上げられたのだ。その内容を以下で詳しく見ていこう。

◆ 上位グレードにLEDヘッドライトを標準装備

まず、今回の新型5シリーズのうち、特に「535i(xDriveツーリング含む)」、「550i」、「ActiveHybrid 5」、「M5」で目を引くのは、上下がカットされた新形状のライト・リングを持つアダプティブLEDヘッドライトが標準装備になったことだろう(「523i」、「523d」、「528i」は、LEDスモール・ライト・リング付バイ・キセノン・ヘッドライトを標準装備)。

さらに、後ろに回り、BMW伝統のL字型リヤ・コンビネーション・ライトを見ると、LEDライト・バーの光が以前よりスリムかつシャープになり、より精緻な印象となったことが分かる。夜間、テールライトが一際美しい現行5シリーズを見かけたら、それは今回の最新モデルかもしれない。また、リヤ・バンパー下部には、グランツーリスモを含めて、左右のリフレクターを水平につなぐクローム・ストリップも備わり、品質感やワイド感がさらに高まった。

また、グランツーリスモにおいては、フロント・バンパーのエア・インテークやリヤ・コンビネーション・ライトの形状が一新された。結果としてグランツーリスモならではのスポーティな印象がより強まっている。


◆ 走行モードに応じて変化するメーターディスプレイを採用

インパネに関しては、528i、535i(xDriveツーリングを含む)、550iのそれぞれM Sportデザイン・ラインに、ドライビング・パフォーマンス・コントロールの走行モード、すなわちECO PRO(エコ・プロ)、COMFORT、SPORTに応じて、メーター・パネルのディスプレイが3つのモードに切り替わる「マルチ・ディスプレイ・メーター・パネル」が標準装備された。メーターは運転中よく目にする部分だけに、ドライバーにとっては違いを大きく実感できる部分だろう。

IT系の装備では、5シリーズ全車のiDriveコントローラーに、指による文字入力や地図の拡大/縮小が可能なタッチ・パッドが採用されたのも興味深い。パッケージングに関しては、グランツーリスモの荷室容量が60リットル拡大され、定評ある実用性がさらに高まっている。

また、BMW 5シリーズ(M5を除く)には、内外装をそれぞれのコンセプトに合わせてコーディネイトした「Modern(モダン)」「Luxury(ラグジュアリー)」のデザイン・ラインに加えて、BMW M社が開発したMエアロダイナミクス・パッケージやMスポーツ・サスペンションなどを装備した「M Sport」が設定されている。


◆BMW コネクテッド・ドライブを全車標準装備

今回の改良では車載通信モジュールを標準搭載し、安心・安全の機能をさらに高めている。例えばエアバッグが展開するような事故が発生した際、車両から自動的にSOSコールセンターに接続する「BMW SOSコール」が全車に標準装備された。コールセンターへの音声接続と共に、車両情報、車両の位置情報、衝突状況、エアバッグの展開状況といった情報もデータとして送信されるため、ドライバーが事故の衝撃で意識を失っていても、的確かつスピーディな救急対応が可能になる。

同時に「BMWテレサービス」も全車標準化された。こちらは車載の通信モジュールによって、自動的に車両のメインテナンスやバッテリー電圧の低下といった情報を、担当のBMW正規ディーラーに通知するサービスだ。また、故障などのトラブル発生時においても、車載の通信機能によって、iDriveメニューからBMWエマージェンシー・サービスに直接連絡することができる。


◆ グランツーリスモにも528iを追加。V8エンジンを全車、新世代に換装

ラインナップに関しては、セダン、ツーリングに続いてグランツーリスモにも、2リットル直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンを搭載した「528iグランツーリスモ」が追加設定された。最高出力180kW(245ps)/5000rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm) /1250-4800rpmを発生しつつ、高効率8速オートマチック・トランスミッションやエンジン・オート・スタート/ストップ機能などにより、JC08モード燃費12.7km/リットルの低燃費を達成し、エコカー減税対象モデルとなった。

また、「550iセダン」「550iツーリング」には、「550iグランツーリスモ」に続いて、新たにバルブトロニックを採用した新世代4.4リットルV 型8気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンが搭載された。最高出力330kW(450ps)/5500rpm、最大トルク650Nm(66.3kgm)/2000-4500rpmと、それぞれ従来モデルに対して約10%上回る数値を発揮しながら、エンジン・オート・スタート/ストップ機能やECO PROモードなどの採用により、JC08モード燃費は従来モデルより約20%向上している(550iセダンが9.2km/リットル、550iツーリングが9.3km/リットル)。

M5に関しても、パフォーマンスをさらに向上させる「コンペティション・パッケージ」が新しくオプション設定された。これはM5の高回転型4.4リットルV型8気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンの最高出力を、標準の560psから15psアップの575psに引き上げるもの。0-100km/h加速は0.1秒向上して4.2秒となる(欧州仕様車)。同パッケージには専用サスペンションや、専用設定の「アクティブMディファレンシャル」、20インチ・アロイ・ホイール、デュアル・エキゾースト・テールパイプ、スポーツ・エキゾースト・システムなどが採用されている。


◆ドライビング・アシスト・プラスとACCを全車標準装備、追加モデルの投入も

そしてこの11月には、BMW 5シリーズ全車に、カメラとミリ波レーダーで前方の監視を行なう最新のドライバー支援システム「ドライビング・アシスト・プラス」が標準装備された。その機能は以下の4つだ。

・「前車接近警告機能」…衝突の危険性が高まった際に、ドライバーに警告を行う。

・「歩行者検知機能付き衝突回避・被害軽減ブレーキ」…上記によっても追突が不可避だとシステムが判断した場合、自動的にブレーキをかけて衝突回避もしくは被害軽減を図るもので、歩行者検知機能も備える。また、今回のドライビング・アシスト・プラスでは、ミリ波レーダー・センサーを併用することで、従来の「ドライビング・アシスト」に比べて前方の車両に対する検知機能が大幅に向上した。

・「ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」…カメラとミリ波レーダーを使用して、車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行うACC/アクティブ・クルーズ・コントロールが装備された。

・「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」…カメラによって前方の監視を行い、車線の逸脱をドライバーに警告する。

また、この装備変更では、安全装備の充実に加えて、セダン、ツーリング、グランツーリスモにスタンダード・モデルが追加設定されている。モデル・ラインナップと価格は以下の通りだ。

BMW 5シリーズセダン
・523i…615万円~
・523d…638万円~
・528i…679万円~
・535i…877万円~
・550i…1070万円~
・ActiveHybrid 5…887万円~
・M5…1510万円

BMW 5シリーズ ツーリング
・523i…648万円~
・523d…671万円~
・528i…712万円~
・535i…910万円~
・550i…1103万円~

BMW 5シリーズ グランツーリスモ
・528i…731万円~
・550i…1150万円~

5シリーズは、登場から4年を経て、スタイリング/エンジン/ボディ形状と、選択肢がさらに広がり、あらゆるニーズに対応するオールマイティな魅力を身につけるに至っている。
《丹羽圭@DAYS》

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