ペナン日本領事館の野田龍二 総領事は、マレーシア人の訪日旅行者数は今年、前年比30%増の約12万人に上っており、過去最高となっている明らかにした。
野田総領事によると日本政府は、空港へのスラウ(祈祷所)設置や、飲食店でのハラル(イスラムの戒律に則った)食品の提供を推奨するなどの取り組みを行っている。このような取り組みはマレーシア人のみならず、インドネシアや中東圏の訪日旅行者にも恩恵をもたらしている。特にマレーシア人には北海道へのスキー旅行が人気だという。
日本政府は、東南アジアからの観光客に対するビザの発給要件緩和を7月1日から開始した。マレーシアの観光客はビザ取得免除となった。マレーシア以外では、タイがビザ取得免除となった。ベトナム及びフィリピンに対しては数次ビザが発給される。緩和措置は、日本・東南アジア諸国連合(ASEAN)友好協力40周年を契機として行われた。