中小企業金融円滑化法適用後の倒産、14か月連続増加…11月 東京商工リサーチ

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円滑化法関連倒産月次推移
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東京商工リサーチは12月9日、11月の「中小企業金融円滑化法」に基づく貸付条件変更利用後の倒産動向を発表した。

11月の「中小企業金融円滑化法」に基づく貸付条件変更後の倒産は29件だった。全体の倒産が抑制されていることを反映して、3か月ぶりに30件を割り込んだが、前年同月比では14か月連続で増加が続いている。2013年1-11月累計は、433件(前年同期230件)で、前年同期より約9割増で推移している。

11月の負債総額は91億7700万円(前年同月比67.6%減)で、3か月ぶりに前年同月を下回った。内訳は、100億円以上の大型倒産が発生なし(前年同月1件)で、さらに負債5億円以上10億円未満が1件(前年同月比66.6%減、前年同月3件)にとどまり負債が縮小した。

11月の産業別では、製造業が10件(前年同月4件)で最も多かった。次に、サービス業他6件(同2件)、建設業5件(同8件)、卸売業4件(同6件)、運輸業2件(同3件)と続く。

《纐纈敏也@DAYS》

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