豊田自動織機は、コンテナ搬送AGVシステム(無人搬送車)が「アジアデザイン賞2013」の、大賞と技術特別賞をダブル受賞したと発表した。
コンテナ搬送AGVシステムは、埠頭と保管ヤードの間でコンテナを搬送するAGVと、配車運行制御を行うソフトウェアからなるシステム。
2012年4月から名古屋港飛島コンテナターミナル(飛島コンテナ埠頭)で運用開始した同システムは、港湾荷役を効率化し、未来を示唆するデザインとして、日本デザイン振興会の2012年度グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)を受賞した。また、ドイツのデザイン賞「ジャーマン・デザイン・アワード2014」にもノミネートされている。
アジアデザイン賞は、アジアで影響力のある優れたデザインを選出して表彰する国際的なデザイン表彰制度で、香港デザインセンター主催で2003年から毎年開催されている。アジア市場で提供される製品やサービスを対象に18の分野で審査され、大賞・金賞・銀賞・銅賞・メリット賞と3つの特別賞で構成する。2013年は世界19カ国・地域から970点のエントリーがあり、大賞として10点が選出された。