ブリヂストンサイクルは、小学3~6年生に向けた本格的ジュニアロードバイク「アンカーRJ1」を開発し、12月中旬から発売すると発表した。
アンカーブランドは、1998年にレース志向からフィットネス目的のライダーに向け、ハイパフォーマンスなスポーツ車ブランドと位置づけている。特に「ブリヂストン・アンカー・サイクリングチーム」は、国内外のレース活動を通して蓄えられた豊富なデータを科学的に解析し、新商品の開発に役立てている。
健康志向、環境意識への高まりからロードバイクを楽しむ人が増えてきているのと同時に、親子で参加するライドやイベントも人気となっている。こうしたことを背景に、ジュニア用ロードバイクを開発した。
対象は安全に乗れる年齢を考慮し小学3~6年生とし、開発の拠点であるアンカーラボで小学生の体型やライディングポジションを測定、大人の初級レベル相当のライディングポジションがとれるのに適したタイヤサイズとフレーム寸法を検証した。
この結果から24インチサイズのタイヤを採用、子供専用のフレーム寸法で、乗車可能身長は130~150cmとした。
軽量なアルミフレームとフロントフォークに、新開発の340mm幅のドロップハンドル、152mm長の短いクランクとギア比設定、セーフティブレーキレバーなど、ジュニア専用部品を搭載した。
また、発育の早い子供の体格変化を考慮して、ハンドルが近い遠いに関係するフレームを繋ぐステムを70mmと90mmの2本付属とした。完成車モデルとフレーム単体販売モデルをラインナップする。
カラーはレーシングレッドとレーシングホワイトの2色、フレーム単体販売のみ33種類のシングルカラーからも選択可能で、更にオリジナルネームも無料で入れることができる。
価格は9万円で、年間500台の販売を計画している。