クボタは12月4日、グローバル戦略の一環として、フランスに大型畑作用トラクタの製造事業会社を新設し、2015年4月から量産を開始すると発表した。
新会社の名称は「クボタファームマシナリーヨーロッパS.A.S(仮称)」。資本金は5700万ユーロ(約71億円)で、投資総額は4030万ユーロ(約50億円)。2014年12月から工場の稼働を開始、2015年4月より欧州及び北米・豪州・日本向け畑作用大型トラクタを量産する。年間生産能力は3000台。
クボタは、アジアだけでなく世界で中長期的に事業拡大を続けるためには、畑作穀物市場の攻略が必須と判断。畑作穀物市場に本格参入していくステップとして、フランスにトラクタの生産拠点を新設し、農業機械事業のグローバル展開を加速させていく。