11月29日午前0時5分ごろ、福岡県北九州市小倉南区内にあるJR日豊本線の踏切で、警報機や遮断機が作動した後に踏切内へ進入した軽乗用車と、通過途中の特急列車が衝突する事故が起きた。クルマは大破し、運転していた男性が死亡している。
福岡県警・小倉南署によると、現場は北九州市小倉南区朽網東付近。踏切には警報機と遮断機が設置されている。軽乗用車はこれらが作動した後に踏切内へ進入。通過中の下り特急列車(博多発/大分行き、7両編成)と衝突した。
クルマは約400mに渡って押し出されて大破。運転していた50歳代とみられる男性は収容先の病院で死亡した。列車の乗客乗員約100人にケガはなかった。
列車の運転士は聴取に対して「踏切通過直前にクルマが進入してきた」などと話しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。