マレーシアとシンガポールは、両国が帰属権を争っているマレー半島南方海上の小島、ペドラ・ブランカ(プラウ・バトゥ・プテ)に関する問題を協議するための特別委員会を設立することで合意に至った。
第7回マレーシア-シンガポール合同技術委員会(MSJTC)の会合で決まったもの。
オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)は2008年5月、ペドラ・ブランカがシンガポールに帰属するとの決定を行ったが、島周辺の岩場であるミドル・ロックはマレーシアに帰属するとしていた。また、もう一箇所の岩場、サウス・レッジについてはサウス・レッジが位置する領海を保有する国に帰属するとの決定にとどめ、どちらの国に帰属するかは明言していなかった。サウス・レッジはちょうど2国の領海が重なる場所にある。
サウス・レッジの領有権を決定するため、マレーシアとシンガポールは会合を重ねており、今後も協議を行う方針だ。