ニスモ(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)初代代表取締役社長、難波靖治氏が11月27日、死去した。享年84歳。
難波氏は1948年、日産重工業(現・日産自動車)入社。1958年には、豪州ラリー(オーストラリア・モービルガス・トライアル)に初出場、自らハンドルを握り、日本人として国産車で初優勝。1969年には、サファリラリー日産チーム監督を務め、チームを優勝に導いた。
その後1984年9月、ニスモ初代代表取締役社長に就任。日産チーム総監督として、1990年のルマン24時間耐久レースで日本チーム過去最高の5位入賞、1992年のデイトナ24時間耐久レースで日本車初の総合優勝を果たすなど、モータースポーツの発展に貢献してきた。