東京モーターショー2013。ランプメーカーのIPFは、スバルの要求に応えて開発したLEDフォグランプを出品、氷点下においてもレンズの曇りの発生を極限まで抑える工夫がされた。
IPF開発本部の市川哲弘氏は「フォグランプ内の空気には水分が含まれていまして、普段は蒸発していて目に見えないのですが、それが氷点下になると結露となってレンズを曇らせるようになります。白熱灯であれば熱により蒸発させることもできますが、LEDランプの場合、発光部は熱を持たないため、氷点下になるとレンズが曇る現象が起こってしまうのです」と説明する。
LEDフォグランプに採用された主な技術としては、レンズ部分に曇り止めの加工を施すことで問題を解決、スバルの基準を満たしたのはIPFだけと、市川さんは胸を張る。