セバスチャン・ベッテルは2013年F1シーズンをブラジルGPで勝利することで幕を下ろした。
ポールからスタートしたベッテルは第2ラップでトップを奪い返し、その後一度も後方を振り返ることはなかった。そしてこの勝利によってこのドイツ人は、1953年にアルベルト・アスカーリが記録した9連勝に並ぶこととなった。
しかしこの日は現在のチャンピオンに関するだけでなく、現役最後のレースに挑んだチームメイトのマーク・ウェバーも多くの関心を集めた。彼はフェラーリのフェルナンド・アロンソと戦いを繰り広げたが、最終的に2位でフィニッシュすることとなり、レッドブルが1-2を収めることとなった。
ウェバーは12年間のキャリアの内で215レースに出場し、42度の表彰台に立った。そして彼はフィニッシュ後の低速ラップで、ファンの声援に応じた。
それはウェバーにとって夢のような終幕ではなかった。彼は通算9勝を得ながらも年間タイトルの獲得を果たすことができなかった。
アロンソは3位でフィニッシュし、ジェンソン・バトンがマクラーレン・メルセデスの今季最高位である4位を獲得した。