いすゞ自動車の細井行社長は20日、第43回東京モーターショーのプレスブリーフィングで挨拶。2015年には大型のCNG(天然ガス)トラックを市場投入する予定であると述べた。
同社はディーゼルエンジンのスペシャリストとして、はたらく車に最適なエンジンの開発を積みかさねてきたとした上で、「これからもディーゼルのもてるポテンシャルを徹底的に磨き、極めていく」と続けた。
また、「資源国ではない日本にとって燃料多様性への対応は、非常に重要な課題」であることも認識。シェールガス革命により天然ガス普及への期待も高まっている中、いすゞは燃費特性上クリーンな排出ガスを期待できる天然ガス車両を1996年に国内で発売開始以来、約15000台を販売してきた。
こうした実績を踏まえた上で細井社長は次のように述べた。「2015年には大型のCNGトラックも市場投入する予定です。今後は高圧縮化などによるさらなる燃費の向上と、液化した天然ガスを使用することで航続距離の延長を図るなど進化を進めてまいります」。